医療用ナノロボットに関する調査

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概要

物質をナノメートルのスケールすなわち原子や分子の大きさで自在に制御する技術であるナノテクノロジー(ナノテク)は、幅広い産業分野での応用が期待されている。ナノロボットとは、ナノメートルのスケールの部品を備えたロボットの総称であり、ナノマシンとも呼ばれる。
医療分野においても、ナノテクを活用した技術の開発が進められており、ナノメディシン(nanomedicine、またはナノ医療)と呼ばれる技術分野を形成している。医療用ナノロボットの開発では、ボトムアップ型のアプローチ、すなわち主に分子成分からナノロボットを計画、設計、構築する方法が主体であり、ドラッグデリバリーシステム(DDS=薬物送達システム)の技術の適用例が多くを占める。
本報告書では、医療用途として開発が進められているナノロボットの開発動向と将来の展望についての調査結果を纏めた。

目次
  1. はじめに
  2. 医療用ナノロボットとは
  3. 技術開発の動向
    (1) 医療用ナノロボットの技術
    (2) ドラッグデリバリーシステム
    (3) 医療用ナノロボット実用化のための課題
    (4) 研究開発の現状
    (5) 研究開発の事例
  4. 医療用ナノロボットの将来
    (1) 将来の医療
    (2) 市場

補足資料:日本国内で研究開発が行われている医療用ナノロボットならびに関連技術

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